恋にお寿司に音楽に

棺桶には寿司とCDと愛を入れてください

花束みたいな恋をした

 

珍しく元カノからラインが来た。

 

「これ、見に行った方がいいと思うよ」


と一言だけ。

 


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今をときめく若手俳優と若手女優が出演する女子大生が観そうな映画。


わざわざ恋愛映画を独り身の元カレに勧めるなよ、と思ったがたまたま午後空いてたので観に行ってみた。

 

映画館は若いカップルだらけ。

30越えたおっさんが一人で観るには少し気まずい。

 

映画の内容は距離が近すぎて、価値観が似すぎている二人の真っ直ぐな恋愛を描いていた。

 

共感する部分とそうでない部分がある。

当たり前だ。

そして観ていて思ったけど「少し普通の人とは違う価値観」をもっているつもりの自分がマジョリティなのかマイノリティなのか未だにわからない。

 

最後まで観た結果、色々思う事はあったが元々映画を見て泣くタイプでもないので全く泣きそうにはならなかった。

 

 

嘘。
エンディングで少しだけ泣いた。

 

映画が終わると隣のカップルが目を合わせて「うーん、なんかよくわかんなかったね」と言って笑ってた。

 

それが良いのか悪いのかは置いておいて

俺は全力で恋をしておいてよかったな。

とそう思った。

 

 

 

と、映画終わりの鑑賞に浸る想いをポエムにしてみるという「痛いヤツ」の物真似はここまでにして30歳最後の映画を観て「彼女作ってライブ行きてぇ」と思いながらスーパー玉出で白菜と豆腐を買って帰った。